ギターを気軽に始められると評判のオンラインギターレッスン。
最近は多くの音楽教室がオンラインレッスンを提供しています。
オンラインレッスンで憧れのギター演奏に挑戦したいとお考えの方もいるでしょう。
しかしギターレッスンと言っても、アコースティックギターやエレキギターなど種類があります。
「ギターレッスンを始めるならどの楽器が良い?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、オンラインレッスンに挑戦する方に向けて、ギターの種類を解説したいと思います。
オンラインギターレッスンに興味があるけれど、楽器の種類がいまいちわからないから始められずにいる…という方は多いでしょう。
自分に合ったギターと、自分にあったオンライン教室がわかると、ギターレッスンに挑戦することができるはずです。
オンラインギターレッスンの楽器の種類は?
一口にオンラインギターレッスンといっても、いくつか楽器の種類があります。
ギターはアコースティックギター、クラシックギター、エレキギター、ベースと楽器の種類があります。
そのため、オンラインレッスンを始めようと思っても、「自分に合った楽器の種類は何なんだろう」と迷う方もいるでしょう。
せっかく挑戦するなら、納得できるギターでレッスンを始めたいですよね。
合わない楽器を選んでしまうと、レッスンが嫌になってしまい、演奏をマスターできずに終わってしまうかもしれません。
そのような失敗を避けるためには、きちんと楽器の種類を把握しておく必要があります。
オンラインギターレッスンの楽器の種類は4つ
オンラインギターレッスンを始める場合には、まず楽器の種類をきちんと把握する必要があります。
オンラインギターレッスンを行っている主な楽器は以下4つです。
- アコースティックギター
- クラシックギター
- エレキギター(エレクトリックギター)
- ベース(エレクトリック・ベースギター)
それぞれの楽器の種類について詳しくご説明したいと思います。
メリットデメリット、向いている人、オンラインレッスンを選ぶ時のポイントをご紹介してしきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
アコースティックギター
弾き語りで使われるアコースティックギター。
主にポップスを演奏する時に使われるギターです。
ボディが木製で、中が空洞になっているものが一般的。
ボディの中で音が反響するため、アンプに繋がなくても大きな音が出ます。
電気を使わずに、ギター自体の生音を聞かせるのが特徴です。
1万円程度の格安商品もありますが、3万円程度のものが初心者には人気が高いです。
本格的にライブなどで演奏したい場合は、10万円近いものを選ぶと良いでしょう。
メリット①アンプ不要で演奏できる
アンプを必要とするエレキギターとエレキギターとは違い、アコースティックギターは1本だけで演奏することができます。
揃えるべき機材が少ないので気軽に始めることができるでしょう。
好きなところで自由に演奏できるメリットもありますね。
メリット②一人で演奏できる
アコースティックギターは弾き語りができるので、一人で演奏を完結することができます。
バンドを組まなくても、一人で楽しく演奏できるところが魅力と言えるでしょう。
またバンドを組む場合でも、バンドメンバーと練習できない時に一人で練習できるメリットもあります。
メリット③比較的覚えやすい
アコースティックギターは他のギターに比べると比較的難易度が低いと言えます。
最低限のコードを覚えてしまえば、それなりの演奏ができるようになるでしょう。
楽器初心者の方でもハードルが低いギターの種類と言えます。
デメリット①生音が大きい
エレキギターやベースはアンプに音を通して使う構造になっているため、生音は小さいです。
しかしアンプを使わないアコースティックギターの生音は大きいため、練習する場所が限られてしまう難点があります。
近所迷惑になってしまう可能性があるため、早朝や夜の練習は難しいケースが多いでしょう。
デメリット②指が痛くなる
アコースティックギターの弦が太いため、弦をおさえる指が痛くなる難点があります。
慣れてくると傷みを感じにくくなってきますが、初めのうちが指の傷みに苦労する方は多いです。
向いている人
アコースティックギターが向いている人は以下のようになるでしょう。
- 弾き語りをしたい人
- 機械音より生音にこだわりたい人
- ポップスを演奏したい人
- 機材を揃えずに気軽に始めたい人
- 一人で自由に演奏したい人
- できるだけ早くマスターしたい人
- 練習できる場所が確保できる人
このような方は、アコースティックギターのオンラインレッスンが向いているでしょう。
次のオンラインギターレッスンを選ぶポイントを参考にしてくださいね。
スクールを選ぶポイント:口コミを参考にする
オンラインギターレッスンを実施しているスクールのほとんどがアコースティックギターのレッスンを行っています。
そのため、アコースティックギターのオンラインスクールを探そうと思うと、大量のスクールの中から探すことになるでしょう。
また数が多いぶん、スクールの質もピンキリなので、適当に選んでしまうとレベルの低いスクールにあたってしまう可能性があります。
そのようなスクールを避けるためには、受講生の口コミを参考にすると良いでしょう。
「ネット上に口コミが多いこと」「高評価口コミが多いこと」「低評価の意見が少ないこと」を目安に探してみましょう。
こちらの記事「オンラインギターレッスンおすすめランキング」では、当サイトが調べておすすめスクールをご紹介しています。
評判の良いスクールをランキング形式でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クラシックギター
クラシックギターは、アコースティックギターと同じく電気を使わないギターです。
クラシックだけでなく、ピアノのように幅広いジャンルの曲を演奏することができます。
アコースティックギターと弦の数は6本と同じなのですが、種類が違います。
アコースティックギターの弦は金属製、クラシックギターの弦はナイロン製となっています。
そのため、アコースティックギターよりも柔らかい音を奏でるのが特徴です。
音色の違いにより、アコースティックギターはアメリカ系の音楽、クラシックギターはラテン系の音楽が似合うと言われることがあります。
質の良いクラシックギターは60万~100万円が相場と言われていますが、初心者の場合は3~5万円程度のものが一般的です。
メリット①独奏を楽しめる
また、アコースティックギターのように弾き語りではなく、メロディと伴奏を弾く独奏(ソロギター)スタイルが多いです。
自分だけの力でより深く突き詰めたギター演奏ができるでしょう。
メリット②歌わなくて良い
伴奏を弾いてメロディを歌うアコースティックギターの弾き語りと違い、クラシックギターは楽器でメロディと伴奏を弾くことができます。
そのため歌う必要がありません。
歌が苦手な方でも楽しめるところがメリットと言えるでしょう。
デメリット①難易度が高い
簡単なコードがわかればマスターできるアコースティックギターと比べると、クラシックギターは難易度が高いです。
基礎テクニック、表現力、正しい指使いや姿勢などが求められるので、それなりに練習を重ねないとマスターすることはできません
少しの練習でギターを弾けるようになりたい方には向いていないでしょう。
デメリット②オンラインレッスン教室が少ない
ギター教室の多くはアコースティックギターとエレキギターに対応したレッスンを行っています。
クラシックギター対応の講師がいるスクールは比較的少ない傾向にあります。
これもクラシックギターを始める時の難点と言えるでしょう。
向いている人
クラシックギターが向いている人は以下のようになるでしょう。
- クラシックを演奏したい人
- ラテン音楽を演奏したい人
- 独奏をしたい人
- 歌わずにギターだけで演奏を完結したい人
- 難易度が高いギターに挑戦したい人
このような方は、クラシックギターを検討してみると良いでしょう。
次のオンラインギターレッスンを選ぶポイントを参考にしてくださいね。
スクールの選ぶポイント:質の高い講師がいること
前述したように、オンラインギターレッスンスクールの中で、クラシックギターに対応しているスクールは比較的少ないです。
まずは、ギター教室の中から、クラシックギター対応の教室をピックアップしましょう。
その上で、講師の質をチェックすることが大事です。
クラシックギターは独学でマスターするのは難しく、正しい知識を持っている必要があります。
音大卒など音楽学校で学んだ経歴のある質の高い講師がいるスクールなら、安心して学ぶことができるでしょう。
クラシックギターのオンラインレッスンスクールを選ぶ方法は、こちらの記事「オンラインレッスンクラシックギターの選び方」でさらに詳しくお伝えしています。
ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
エレキギター(エレクトリックギター)
エレキギターの正式名称はエレクトリックギターです。
直訳すると「電気的なギター」になります。
音を増幅させる機械である「アンプ」に繋げて演奏することを前提としたギターです。
アンプに繋がずに演奏することもできますが、音はとても小さくなります。
バンドの中では伴奏を奏でる役割もありますが、リード楽器としてメインメロディを奏でることも多いです。
初心者向けのエレキギターは1~2万円ほど、一般的なものは3~6万円ほどが相場です。
ライブ用の場合は7万円以上が主流とされています。
メリット①機械で様々な音色を出すことができる
エレキギターは電気によって音を大きくしたり、音色を変えることができます。
様々な音色を出して楽しめることが、エレキギターの大きなメリットと言えるでしょう。
曲に合わせて音色を変えて表情を出すことができるところも魅力です。
また、機械いじりが好きな方は、アンプの操作が面白いというメリットもあるかもしれませんね。
メリット②バンドで迫力ある音を出すことができる
バンドでベースやドラムと演奏する時には、迫力のある音を出すことができます。
ロックやパンクを思い切り楽しみたい方は、エレキギターが良いでしょう。
また伴奏やメインのベースに比べて、エレキギターはメインメロディを演奏することが多いので、バンドの中で目立てることもメリットの1つです。
メリット③自宅で練習しやすい
エレキギターはアコースティックギターと違い、生音が小さいメリットがあります。
またアンプに繋いで演奏する場合も、音量を小さく調整することができます。
そのため、近所迷惑を気にせずに練習できるメリットがあるでしょう。
ヘッドフォンを接続できるタイプのアンプなら、周囲に音を漏らさずに練習することも可能です。
デメリット①アンプなどが必要になる
エレキギターを始める際には、アンプやシールド(アンプとギターを繋ぐケーブル)も揃える必要があります。
音漏れをなくすために、ヘッドフォンが必要になる方もいるでしょう。
ギター1本で始められるアコースティックギターよりも、揃えるものが多いところは難点と言えますね。
デメリット②バンドを組まない人には物足りない
エレキギターはアンプを使って迫力ある音を出すことが醍醐味です。
そのため、バンドを組んで演奏する機会がないと、エレキギター本体の良さを感じられないでしょう。
バンド演奏の予定がない方は、弾き語りができるアコースティックギターのほうが無難と言えます。
向いている人
エレキギターが向いている人は以下のようになるでしょう。
- バンドを組む予定の人
- バンドで目立ちたい人
- ロックやパンクが好きな人
- 色々な音量、音色を出したい人
- 生音より機械音を楽しみたい人
- 機械いじりが好きな人
- 音漏れを気にせず練習したい人
このような方は、エレキギターが向いていると言えます。
次のオンラインギターレッスンを選ぶポイントを参考にしてくださいね。
スクールの選ぶポイント:初心者向けのスクールがおすすめ
エレキギターのレッスンを行っているギター教室の場合、プロを目指してバンドを組んでいる方に向けた教室も少なくありません。
そのため、適当に選んでしまうと「プロ向けの講師しかいなかった…」という失敗の可能性もあります。
初心者の方の場合は、初心者向けのギタースクールであることを確認しておくと良いでしょう。
具体的にエレキギターレッスンにおすすめのオンラインスクールを知りたい方は、こちらの記事「オンラインレッスンエレキギターのおすすすめ教室を解説」をご覧ください。
ベース(エレクトリック・ベースギター)
最後にご紹介するのはベースです。
ベースの正式名称はエレクトリック・ベースギターです。
「電気的なベースギター」になりますね。
エレキギター同様に「アンプ」に繋げて演奏することを前提としたギターです。
生音を伝える「アコースティックベース」もありますが、主流はエレクトリック・ベースギターとなっています。
バンド全体の音を支える低音を奏でるのが特徴です。
またエレキギターは弦が6本なのに対し、ベースの弦は4本であることも特徴です。
初心者向けのベースは1~2万円ほど。
本格的に始めたい方向けは、3~6万円ほどが相場となっています。
メリット①マスターしやすい
ギターと比べて弦の数が少ないので、比較的マスターしやすい楽器と言えます。
初心者が同じように練習した場合、ギターよりもベースのほうが早く曲を弾けるようになるとされています。
メリット②重低音の渋さがある
ベースの特徴は渋い重低音です。
ギターのような華やかなかっこよさはありませんが、独特な渋さを出せるのはベースでしょう。
重低音をかっこよく奏でたい方はベースがおすすめです。
メリット③自宅で練習しやすい
こちらはエレキギターと同じメリットですね。
アコースティックギターと違い、生音が小さく、アンプに繋いで音量を小さく調整することができます。
周りへの音漏れを気にせずに練習できるメリットがあるでしょう。
ヘッドフォンを接続できるタイプのアンプにして練習することもできます。
デメリット①音域が狭い
ベースが出せる音域はギターよりも狭く、低音に偏っています。
そのため、高音メロディも低音伴奏もできるギターと比べると、物足りなさがあるかもしれません。
デメリット②一人で楽しみづらい
バンドと演奏することで良さを発揮する楽器です。
ギターのように弾き語りには向いていないので、一人で楽しみづらい難点があります。
一人で練習したい人やバンドを組む予定がない方には向いていないでしょう。
向いている人
ベースが向いている人は以下のようになるでしょう。
- バンドを組む予定の人
- バンドを支える役割が向いている人
- 渋い低音を奏でたい人
- メロディより伴奏を弾きたい人
- 生音より機械音を楽しみたい人
- 音漏れを気にせず練習したい人
このような方は、ベースが向いていると言えます。
次のオンラインギターレッスンを選ぶポイントを参考にしてくださいね。
スクールの選ぶポイント:ベース講師が充実しているか
ギター教室の多くは、アコースティックギターとエレキギターがメインなので、ベース対応の講師は少ない傾向にあります。
講師の数が多く、ベースレッスン対応の教室であっても、ベース対応の講師は一人だけ…などの場合もあります。
「ベースレッスン対応」だけを見て決めるのではなく、ベース講師の詳細をチェックすると良いでしょう。
ベースレッスンのおすすめのオンラインスクールを知りたい方は、こちらの記事「オンラインレッスンベースギターのおすすすめ教室を解説」をご覧ください。
オンラインギターレッスンは楽器によって異なる。自分に合った楽器を選ぼう
今回はオンラインギターレッスンの楽器の種類について解説してきました。
アコースティックギター、クラシックギター、エレキギター、ベースと4種類がメインになります。
同じギターレッスンでも、楽器ごとの違いがありますので、それぞれの内容を理解して、自分に合った楽器を選びましょう。
その上で、評判の良いギター教室を探すことも大事です。
長く続けられる楽器に出会えるように、じっくり考えてみてくださいね。